栗城史多

  1. ボール・ウォッチ(ballwatch)
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ニートからエベレスト登山家へ。
そんな栗城史多さん愛用の腕時計が、
ボールウォッチのストームチェイサーⅡです。
このストームチェイサー(Ref.CM2092C-S1J-BK)は、
ムーブメントにETA7750を搭載している
デイデイト付きの自動巻クロノです。

ニートのアルピニストということだけではなく、
登山の行程をネット中継したことがまた、
栗城さんのユニークさを際立たせています。

しかし、そんな彼が選ぶ腕時計は、王道です。

ボールウォッチといえば鉄道時計。
何となくそういう語呂で記憶にあるかと思います。
腕時計雑誌でもそういうPRをしています。

日本人が好む欧州の精緻な複雑時計とは、
色合いといいますか、出自が違います。

ボールウォッチは鉄道事故をきっかけに誕生しました。
4つの時間帯を持つ米国大陸を横断する鉄道は、
必然的にダイヤも複雑になってきます。
当時の究極のブルーワーカーでもある
鉄道員が24時間身につけるものですから、
タフでなければ時計として認めてもらえません。

夜間も難なく時間の確認ができるように
視認性に優れていなければならず、
温度変化にも左右されてはならず、
土砂降りの中でも使えなければならず、
磁石ごときに影響を受けるようでは失格です。

そのような過酷な条件を見事にクリアし、
アメリカ鉄道産業の発達を陰で支えたのが、
このボールウォッチという時計なのです。

冒険家が好んでこの腕時計を選ぶのも理の当然。

栗城さんはまずフリーダイバーの
篠宮龍三さんからこの一本を教えてもらったそうです。

単独で、無酸素で、しかもインターネットで
ライブ中継しながらエベレストに挑む栗城さんには、
まさにもってこいの一本だったのでしょう。

シシャパンマの5000メートル越え地点で
岩にガツンとぶつけてしまっても全く傷がつかず、
土や砂にまみれても綺麗なままだったので
ますますお気に入りの一本になったとのこと。

栗城さんの冒険を共有できる一本と言えます。

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