映画「死刑台のエレベーター」の予告を見ていると、
阿部寛さんの左手の腕時計がちらちら見えました。
タグ・ホイヤーのモナコ、自動巻のクロノグラフです。
映画はまだ封切りされていないものの、
この腕時計も確かな役割期待を背負っているようです。
というのも、この映画は主役の二人が
「15分間」という極めて限られた時間内で
完全犯罪を目論むところから始まります。
この非常に濃密となるであろう15分間に挑む阿部さんが
その時間計測を託す腕時計、それがモナコです。
タグ・ホイヤーのモナコというモデルは
F1グランプリの中でも過酷なモナコに対する
オマージュとして生み出されました。
そして、その名に恥じない技術が詰め込まれています。
1.世界初となるスクエアケースでの防水。
2.世界初となる自動巻でのクロノグラフ。
当時、モナコに詰め込まれた技術は
他の腕時計メーカーにとっても脅威となりました。
今の時代でもこの二つの水準を満たすような
何かしらのモデルを世に出していないと、
本格腕時計メーカーとしては物足りない感じです。
世界に冠たる複雑時計メーカーであっても
スクエアケースとなると防水機能は
たったの10mが限度だったりします。
しかし、このモナコは先駆者だけあって、
スクエアなのに100mの防水を誇るまでになりました。
クロノグラフの信頼度も申し分なし。
実用の機械式腕時計としては
間違いなくトップクラスの一本と言えます。